鹿児島県 鹿屋市 特集(1)鹿屋市ってどんなところ?
2020/03/02
鹿児島県鹿屋市への移住を検討されている方向けに、
- 「鹿屋市ってどんなところ?」
- 「鹿屋市を観光してみよう!」
- 「鹿屋市の空き家バンク制度はどのようになっているの?」
- 「鹿屋市で実際に空き家バンク制度を使って物件を借りたり購入するにはどうすればいいの?」
- 「鹿屋市で生活するときの情報」
を複数回にわたって、特集いたします。
※ 特集記事にするに当たって、空き家バンク制度を使って鹿屋市に住むときに必要な情報を、できるだけ網羅するよう心がけています。
第1回目は、「鹿児島県 鹿屋市 特集(1)鹿屋市ってどんなところ?」と題して、鹿屋市の概要と交通機関についてまとめました。
鹿児島県 鹿屋市はどこにあるの?
鹿児島県は九州の南端にある県で、本土とともに、多数の島を有しています。
赤枠が鹿屋市で、海に面した地域から内陸まで幅広い地域となっています。
鹿屋市は1,000メートルを超える山々のある高隅山地と肝属山地の間にシラス台地・肝属平野が広がっていて、幅広い平地があります。また、鹿児島湾(錦江湾)にも接していて、長い海岸線を持っています。
鹿屋市ってどんなところ?
鹿屋市は、人口10万人を擁する、大隅半島の行政・経済・産業の中核となる都市です。鉄道こそないものの、大隅半島で最も発展しています。その中でも鹿屋市街地中心部は、現在も開発が進んでいて、大型店舗が立ち並んでいます。
とはいえ、鹿屋市は都市部一極集中型の都市というわけではありません。市町村合併等により広い市域を有しているため、合併前の各町村の中心部にも商店街や病院・学校が存在し、広範囲に利便性が高く、暮らしやすい町となっています。
年間の平均気温17℃という温暖な気候と豊かな自然を活かした農業・畜産が盛んで、特産品としては黒豚やブロイラー、落花生、サツマイモなどで知られています。
鹿屋市は「都市としての利便性を持ちつつも、田舎暮らしを楽しむことができる地方都市」という表現がピッタリかもしれません。
鹿屋市の歴史
縄文時代早期から人が暮らしていて、弥生時代には竪穴式住居を使った大規模な集落があった証拠が王子遺跡にあります。
鹿屋市は、1888年に肝属郡の役所が鹿屋郷中名(現在の鹿屋市街地)に設置されてから近代化が始まりました。
1889年4月の町村制実施時、旧来の郷が村となって、8つの村(鹿屋村・花岡村・大姶良村・高隈村・姶良村・西串良村・百引村・市成村)になりました。
そして、1912年12月31日 鹿屋村は町制を施行し鹿屋町へ。1941年5月27日 鹿屋町・大姶良村・花岡村の3町村の合併で、鹿屋市が誕生しました。
また、1947年10月15日 西串良村と姶良村は町制を施行し串良町・吾平町へ。1956年4月1日 百引村・市成村が合併し輝北町へ変わりました。
1950年代 「昭和の大合併」によって、高隈村は鹿屋市へ編入し、百引村と市成村は合併して輝北町となりました。
2006年1月1日 鹿屋市・輝北町・串良町・吾平町が合併し、新たな鹿屋市がスタートし、現在へ至ります。
鹿屋市の市章・花・木・マーク
鹿屋市の市章です。
鹿屋市の花は、バラです。
5万株のバラが植えられた日本最大級の面積を誇る「かのやばら園」です。
- かのやばら園 ホームページ
- かのやばら園 所在地: 鹿児島県鹿屋市浜田町1250
- 入園料: 大人620円、小中高校生110円
鹿屋市の木はクスとなっています。
事代主神社の大クスは天然記念物として指定されています。地域住民に愛されている巨木です。
- 事代主神社(鹿児島県神社庁ホームページ)
- 事代主神社 所在地: 鹿児島県鹿屋市串良町岡崎1785
鹿屋市の産業
第1次産業
第1次産業の就業人口割合は14.8%(2000年)と減少傾向にあるものの、農業・畜産が盛んです。特にサツマイモや落花生、米の早期栽培が知られています。
鹿屋市の食料自給率は2005年時点で、なんと112%となっています。
漁業はカンパチの水揚げ量が垂水市に次いで日本国内で第2位です。
第2次産業
第2次産業の就業人口割合は22.6%(2000年)。鹿屋内陸工業団地や市街地南部の工業地区を中心に電子工業、繊維製造業、食品加工業などの多くの事業所があります。おもな事業所としては日本モレックス鹿児島工場、九州化工(日本最大のクエン酸メーカー)があります。
第3次産業
第3次産業の就業人口の割合は62.6%(2000年)。国道220号の鹿屋バイパスや県道68号の沿線には各種大型店舗が並んでいます。
鹿屋市は各産業ともに、とても活発です!
大隅半島の他の自治体とは異なり、鹿屋市は企業が多いため、求人募集している企業も多くなっています。
また、産業ではありませんが、鹿屋市には海上自衛隊の鹿屋航空基地が置かれ、現在でも国防の一大拠点都市としての役割を持っていて、多くの自衛隊員も鹿屋市で暮らしています。
鹿屋市の交通アクセス
鹿屋市は大隅半島で一番大きな都市であるため、鹿屋市街地の大通りはすべて2車線道路で、さらに九州自動車道という高速道路もあり、鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市や、霧島市にある鹿児島空港まで簡単に移動できます。
鹿屋市は車での移動が非常に便利な町なため、1日中、多くの車が行き交っています。
ただ残念なことに1987年3月、鹿屋市にあった鉄道は廃線となりました。
現在の公共交通機関はバスのみとなります。
鹿屋~鹿児島空港間 連絡バス
鹿屋市と鹿児島空港(霧島市)の間に、バスの往復便があります。
鹿児島県内のバス時刻表
鹿児島県内(鹿屋市含む)の一般のバス時刻表については、九州のバス時刻表をご覧ください。
鹿屋市内のコミュニティバス
鹿屋市内の移動のために、コミュニティバスが運航しています。
コミュニティバスは地区ごとに運航しています。時刻表などの詳細は、鹿屋市ホームページの「鹿屋市の公共交通機関」をご覧ください。