田舎暮らしをするなら物件や周辺地域情報だけでなく仕事があるか確認しましょう

年金をいただける年齢に達していれば問題ないのですが、そうでない場合、田舎で生活していく上で、問題となるのは仕事探しです。生活していくためには仕事をする必要があります。

田舎に空き家バンク物件が多いのには理由があります

田舎は確かに物件を借りても購入しても安いです。それにはもちろん理由があります。人口が少なく、現在も益々人が減っているからです。

減っている理由の大半が、田舎には仕事がないため、都会・地方都市へ出てしまうためです。田舎の空き家バンク物件が増えている理由の一つでもあります。

つまり、田舎暮らしをするために田舎に引っ越したとしても、仕事に困ることになるのです。これはすべての田舎で困るというわけではありません。しかし、選択できるほど仕事の種類はありませんし、都市部と比べて低賃金になります。田舎暮らしは、この辺りを理解した上ですることになります。

 

仕事の探し方(就農・就職)

自宅でお仕事をされるような方であれば問題ないのですが、そうでない場合は、田舎で社員・契約社員のような形で就農したり、就職したり、アルバイトで生活する必要があります。

就農に関しては、農業が盛んな地域の場合、自治体(市町村)が支援してくれることが多いです。

それに対して、就職やアルバイトの場合は、自治体がサポートしてくれることはまずないので、一番近いハローワークで探すか、近辺に会社か店舗があれば、自分で見て周ることになります。ちなみに村や町は、ハローワークが村内・町内にないことが多いです。たいてい、一番近い市にあります。

 

 

空き家バンク物件の契約の前に、就農先・就職先を調べておきましょう

空き家バンク物件の契約をする前に、必ず仕事先(就農先・就職先)があるか調べておきましょう。

確認せずに物件を契約しても、生活できなくなる恐れがあります。

 

就農する予定でしたら、自治体などによる就農の補助がしっかりしているか確認してから契約しましょう。

また、就職する予定でしたら、空き家バンク物件の近くに仕事場が見つかりそうか確認してからの方がいいです。もし見つかりそうになければ、その物件の契約は考え直した方がいいです。契約してしまったら、毎日何十kmも離れた地方都市にある会社まで自家用車で通うことになりかねません。それくらいでしたら、田舎らしさのある地方都市の空き家バンク物件を探した方が現実的です。